施設からのお知らせ
地域とともに、花いっぱい
私たちは長岡市の「花いっぱいコンクール」に毎年、参加しています。参加部門は職場の部ですが、ご利用者や地域の方と一緒に花を育てていく取り組みを作品にまとめ、今年は2度目の「優秀賞」をいただきました!
チーム名は「複合施設わしま 地域共生委員会」。地域の保育園、小学校、中学校とともに、花を育てることがご利用者の楽しみとなり、また職員は花を育てることを通して思いやる心を育み、地域との交流を深めることで明るいまちづくりを目指す―――そんな「花のまちづくり」の目標を、私たちは掲げています。
私たちの花の苗づくりは、実はちょっと本格的なんです。
昨年のコンクールでいただいた参加賞で花の種をホームセンターで購入します。種は9月ころになったら牛乳パックに土を入れて、種を蒔きます。発泡スチロールに冷凍ペットボトルを入れた手作り低温保存容器で温度管理!そうして発芽した小さな芽を1本ずつポットに植え替えます。その数、なんと約600本!すごいでしょう!
さて、今年はご利用者と職員で育てた花の苗を地域にプレゼント。和島こども園の皆さんに…と、苗のポットを入れたケースを子どもたちに手渡しました。
いつもお世話になっている和島小学校4年生の皆さんにもお渡ししたら、ケースごと運んでいってくれました。「パンジー知ってる!」と、とっても嬉しそうでした。持ち帰った苗は小学校で植えてくれるとのことです。
地域の方に…ということになると、やっぱり和島支所。玄関先においていただけるとのことで、プランターを6個お届けしました。パンジーやビオラは春まで長く楽しめる花だから、明るい色の花を見たら冬でも元気になれるんじゃないかな?
和島支所では、いつもご利用者の余暇や施設の運営にご支援いただいている民生委員協議会の皆さまにも、苗のポットを計30本ほどお渡ししました。
和島地域の皆さまには本当にお世話になっていて、「和島の方たちはいつも一緒、みんな繋がっているんだなあ」「和島地域っていいなあ」と素直に思います。
直接のふれあいは難しいけれど、花を通してつながることはできる。だから、私たちにはまだまだできることがあるんじゃないかな…とつい夢をみてしまいます。
同じ花を愛でながら、ともに春を待ちたい―――
以前のように一緒に花を育てたり、たくさんおしゃべりしたり、会いたいときに気軽に集える日が戻ってくることを願って…