施設からのお知らせ
彩りを添えてVOL⑦~ご利用者装飾~
1月下旬、寒い日々が続いています。
さて、5階サービス付き高齢者向け住宅のご利用者より、1階ロビーの飾り棚に彩りを添えていただきました。今回で、7回目の装飾となります。
今回は、「初午」をテーマに装飾していただきました。
初午は、五穀豊穣や家内安全を願う特別な行事です。稲荷神を祀るこの日には、狐にちなんだ装飾や、豊穣を象徴する五穀や野菜の模型、そして地域の発展・繁栄を願うための赤いものなどがよく用いられた神事が行われます。家の玄関や居間にこれらの装飾をすることで、良い運気を家の中に招き入れ、神様からの恩恵を受けやすくするとされています。 また、地域ごとに異なる行事が発展し、地元の文化として根付いています。今年は、暦の上で2月6日が初午の日にあたります。
ご利用者が昔着用していた着物に使用していたタチバナ柄の赤い帯の上に、ご利用者手作りの「正一位稲荷大明神」・「俵」、ご利用者の私物である「鶴と松が描かれたお盆」・「お稲荷様(狐の神様)の置物」・「節分豆まきを意識した落花生」が装飾されています。
今回は、正一位稲荷大明神「サクラーレ福住」・「桜ガーデン」とご利用者が記載してくださっています。
2階特別養護老人ホームのご利用者が制作した「繭玉飾り」も装飾されています。
「繭玉飾り」は繭玉団子を柳や水木の枝にさしたもので「餅花」の一種です。「餅花」とは丸めた餅や団子を柳の枝にさして作物の豊かな「稔り」を表現したもので、それを神棚やその近くに飾り作物の豊作を祈念した予祝行事です。この習俗は、それぞれの地域の生業や風習と結びついて様々な形態に発展しています。
行事にちなんだ装飾をご利用者からしていただくことで、季節感を感じています。
今年の8月でサクラーレ福住は開設10年目となります。今後も施設でのサービス提供を通して地域福祉に貢献し、微力ではございますが地域の発展・繁栄につなげていければと思います。
素敵な装飾をして彩っていただいたサービス付き高齢者向け住宅と特別養護老人ホームのご利用者の皆様ありがとうございました。
来館した際は、ぜひお立ち寄りいただければと思います。