施設からのお知らせ

R1/6月フクズミLAB.

2019年06月19日
サクラーレ福住

6月のフクズミLAB.は、「高齢者虐待防止と認知症ケアに関する研修」を行いました。昨年に引き続き、講師はピー・エム・シー株式会社 斎藤講師です。

この研修目的は…

まずは高齢者虐待および身体拘束の知識を復習し、事前に行ったアンケート、「やりがい」「労働条件」「人間関係」「利用者・家族との関係」「現状」等…について、その結果を見ながら、それぞれの意見や感じている事についてグループワークを行いました。

今回は「認知症ケア」に関する研修も同時に行い、職員から要望の多かった「ユマニチュード」について学ぶ機会を持つことができました。

ユマニチュードを使ってケアをしている実際の映像を見ました。認知症の方の視野はとても狭く、ケアする側のメッセージが届きにくいです。では、「あなたを大切にしています。」というメッセージをどう伝えるか?

ユマニチュードの「見る」を実践。1人はご利用者役で、うつむいて下を見ています。もう一人は職員役で、ユマニチュードの「見る」を使って実践します。

近くまでぐっと寄って、相手の視線をつかみに行き、目があったら2秒以内に話しかけます。実際に行ってみると、相手が自分の視線をとらえて、目を合わせてくれることで、職員の事をしっかりと認識できました。職員からは、「あの方に実践できるのではないか…」などと具体的な声も上がっていました。

ユマニチュードは4つの技術を合わせながらケアをします。

これらの「見る」「話す」「触れる」「立つ」を、2つ以上組み合わせて実践する事で効果的にケアが行えるとのことです。

次回は12月に同じテーマで研修を行います。

それまでの半年間、ユマニチュードの「見る」の技法について、各自現場で実践していくことになりました。4つの行為は、ごく当たり前のことのようですが、示されているいくつもの「技法」を意図的に使うことで、ケアが変わっていくように感じます。実践した6か月後、ご利用者、職員、そしてご家族にとっても、ポジティブな変化が起こっていることを期待しています。

もしかして変化はなくても、「あなたを大切にしています。」というメッセージを伝えるために、職員が同じ気持ちで取り組んでいくプロセスを大切にして実践していきたいと思っています。

4月フクズミLAB.
過去のフクズミLAB.はこちらより閲覧できます。

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