今日の作業は「苗の移し替え」です。葉が増え、そして伸び…すくすくと成長してきた苗たちも、なんとここで選抜されることになるそうです。

　バケツの中で２０本以上は育てていた苗を１本ずつ抜いて、茎や葉の大きさをよぉーく見ていきます。どの苗を残そうかな…と、苗を選んでいく姿はどこか頼もしくもありました。

　当然なんですが、この作業をするときは土に手を入れます。気温も高く、バケツの水もお湯くらいの温かさなのに、土の中は冷たいんです。もちろん表面近くは温かいんですけど、土もしっかり粘土質に変わっていて、バケツの中に大自然を見た感じです。

　選抜が終わると、苗がいなくなったバケツの田んぼが目の前に。そして、その田んぼの真ん中あたりに選りすぐりの苗たちを１束にして植えます。

　移し替えを終えたバケツ稲たち。しばらくは水を張らずに根が付いていくのを待ち、その後はある程度までは水を張っていいそうです。

　「芽出し」から１ヶ月が経ちました。種もみから苗に成長していくまで、日ごとに変化していく姿に寄り添い続けた毎日でした。あるいは、寄り添うというより稲に引き付けられていった感じです。
　ここからは「稲」っぽく伸びていくのかな？　田植えまつりで豊作祈願かな？
梅雨から夏に向かう季節です。健康な毎日を過ごせますように。

次は「中干し」まで、成長の様子をお知らせします。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝